こんにちは。だんだん寒くなってきて、じわじわとタイヤ交換のお客様が増えてきて、忙しい時期をむかえました。
今回は、ヒーターの吹き出し口が切り替わらない車両の修理です。最近の車はオートエアコンが標準で搭載されているのが増えてきています。そのタイプの場合は、温度や吹き出しの調整はモーターで行っていてコンピューターで制御しています。今回はマニュアルエアコンになりまして、切り替えはダイヤルを回し、中でワイヤーで動かしているものです。
点検するためダイヤルを手で動かしてみました。軽くまわります・・・ん??手ごたえがない!そこで、コントローラーの裏を確認するために、周りを分解していきます。やっと見えた裏側。確認すると、ワイヤーが変形し外れてしまっています。
こうなった原因を探るため、つながっている先を手で動かしてみました。きつい・・・ この部分が固着している為、ワイヤーに無理な不可か掛かって変形、そして外れてしまったわけです。吹き出し口を切り替えるために、風の通り道を仕切る板が動くのですが、密閉を良くするために板の周りにはゴムやスポンジなどがついていて、長く動かさなかったために、ケースに張り付いてしまっていたようです。
今回は運よく手ですこし力を入れたら動いてくれたため、グリスアップして、ワイヤー交換で修理完了です。
重症になると、手では動かせず大掛かりな分解と部品交換が必要になるところでした。ワイヤーだけだったので低価格で終了できました。
ボタン操作の車両も増えてきましたが、まだワイヤーで作動している車両もありますので、あまり動かしていない方は動きの確認をしてみるといいですね。
サービス Shimotomaiでした。