オートキャンプ場でタイニーハウスを導入


JACオートキャンプ第284号より

三重県にある志摩オートキャンプ場で、キャンピングトレーラーのように牽引して移動させることができる小さな家「タイニーハウス」を導入する事が決まった。キャンパー向けの宿泊施設としての利用や、持続可能なまちづくりを推進する志摩市と連携して、二拠点居住やバケーションをとりながら働く「ワーケーション」向けの施設としても活用していくことを望む。

近年欧米では、大量生産大量消費社会に対して疑問を持った人々が、小さな家で無理なく豊かに暮らすことを目的に、小屋やトレーラーハウスなどで生活する文化が発展し、タイニーハウスの需要が高まってきている。また、インターネットがあれば働く場所を選ばない人が、様々な場所に移動しながら生活をするための選択肢としてタイニーハウスは人気だ。

日本では、シンプルに生活する事の普及活動を行なっているシンプルライフ協会と北海道旭川市が共同して社会実験を行うなど、徐々に広がりを見せている分野だ。

19年8月には同市の市長であり、同キャンプ場の代表取締役である竹内千尋氏とタイニーハウスの設計を行なった加藤匡毅氏、タイニーハウスやミニマルライフなどを通して「これからの豊かさ」を考えるメディアYADOKARIによるリリースイベントも横浜市で開催された。導入する予定のタイニーハウスはすでに完成済で、10月下旬以降に同キャンプ場へ到着予定。具体的な稼働時期は未定だが、キャンプ道具のレンタル品と組み合わせて宿泊客に利用してもらうほか、市のイベントなどと連携して利用者を増やしていく予定だ。

問い合わせ先:志摩オートキャンプ場 0599-85-6500

土橋


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