地球照の限界に挑む


このところ天文熱が上昇中の土橋です。

昨夜も薄雲が晴れるのを待ち、お月さまを観望・撮影していました。

満月を2日過ぎた月齢16.6のお月さまで、月面全体の92%が見えています。残り8%は右側の影の中で見えません。

月は月齢によって、太陽の光が当たらない影の部分がうっすらと光って見えることがあります。

これは、地球を照らしている太陽光が反射して月の影の部分を照らしているからです。満月前後の月夜は地上がほんのり照らされている事と同じ現象が月面で起きているのです。

下の写真の例では、月面から見るとほぼ満月状の大きな地球の光に明るく照らされています。

昨夜の地球から見た月が92%で、月面では三日月のように細くなった8%の地球に照らされていることになります。昨夜は月の8%の影の部分が地球に照らされている様子を捉えることに挑戦しました。

望遠鏡で覗いてみても、月の強烈な光が眩しくて地球照は全く分かりません。

では写真では捉えられるのでしょうか?

月の右側にかろうじて光っているのが見えますでしょうか?画像を調整して見やすくしてもこのくらい弱い光です。スマホでは見えないかもしれません。

なんとシャッターを6秒間あけてやっと写せました。通常の100倍以上の時間が必要だったのです。これまでは85%の月の地球照撮影が自己記録でした。今回92%まで記録を伸ばすことが出来ました。めでたしめでたし。天文マニアの話にお付き合いくださりありがとうございます。

ロッキー土橋


地球照の限界に挑む」への1件のフィードバック

  1. 金浜

    お久しぶりです。私も先日に五所川原、津軽市に急用があって行って来ました。数年ぶりに津軽道を走って、懐かしい津軽平野の稲刈り風景を見て来ましたよ!

    返信

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