今日も広告に連れられて沢山のお客様に来場いただいた。にも関わらず、雨が降り出し客足は一斉に散りスタッフもズブ濡れ、惨めなキャンピングカーの展示会となってしまった。夕暮れ近く重い体で片付け作業をしていたら、一組の中年夫婦が「これを見せて下さい。」とロデオキャンピングの中に入った。しばらくすると降りて来て「これを下さい。」とまじめな顔で言うので、つい、「ほんとですか?」と聞き直す。以前フランスベッドの取り扱うキャンピングトレーラーを持っていたが訳あって手放した。が、やはりどうしても又欲しくて来ましたと。一台の成約まで一年半、この感動は一生忘れられない。このお客様は現在三台目でお付き合い頂いており記念の方でもあります。どんな訳かこれまで全く売れないのがこれを皮切りに、2台、3台と売れていったのです。一台が実るまでは精神的にも十年以上に値するするかもしてない。「生みの親はつらい」は、ここにもあった。しかし喜んでいられない、売れた分在庫補充をどう仕入れするかであった。
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