大きな台風19号が北日本にも近づいています。
東北地方でも明日から明後日の日中にかけて大雨・強風に見舞われるのは確実な状況です。
キャンピングカーをお持ちの方は気が気ではないと思います。
キャンピングカーは、小型のトラックの荷台部分が大きな箱になっていて中がお部屋になっています。車幅は約2m、長さは5m程度なので最近の日本でミニバンと呼ばれる物の比較的大型な「トヨタ アルファード」などと大して変わりません。しかし高さが約3mもありますのでどうしても上体がふらつきやすく、そして車体側面がほぼ四角の「面」なので横から風が吹けばあたる面積が大きくどうしても風に押されてしまいます。なので台風、特に強風には非常に弱く、停車していても走行していても怖い思いをする事があります。
では対策としては何が一番良いのでしょう。
それは、出かけない事です。これが一番でしょう。
でもせっかくの連休。どうしても強行で出発する!と言うのであれば台風から逃げる方向に行き先を変更する事ですが今回はそれも難しい状況ですね。行先までの途中が暴風域に入っている場合などは安全の為、やはり出かけない事が一番です。もし途中で影響を受けそうな場合はとにかく風の強い時は動かずにどこか停車出来るところで待機する事を心掛け下さい。高速道路で移動中なら近くのインターで一般道に降りるか、サービスエリアで待機しましょう。
やってはいけない事は高速道路上で(路側帯も)停車してしまう事です。前が詰まって停車するなどは別として進める時はゆっくりでも進んで行きインターやサービスエリアまで行きましょう。そうしないと2次被害などが起こる可能性があります。
風の強さの目安として風速10m位から注意してください。高速道路の高い橋の上など横風で飛ばされそうになる事がありますので細心の注意で走行して下さい。またスピードは出来るだけゆっくりと走り、3車線あるなら風で流されても良いように真ん中の車線を走行するのが良いでしょう。風に流された場合、逆方向に当て舵を切るのですがこれも急な操作は危険で、風を逃がす様にわざと流されながらゆっくりとハンドル操作をして下さい。あまり踏ん張り過ぎると横転してしまいます!
昨年大阪を直撃した台風の暴風の中、走行中のトラックが横転したり吹き飛ばされたりした動画を思い出します。今回の台風は過去最大規模の台風ですから、甘く見てはいけません。自宅で台風が過ぎ去るのを待つことが一番の対策だと思います。