車両の三原則は、『走る』『曲がる』『止まる』と習った。
この中で最も事故に直結するのが『止まる』という『ブレーキ』であるが
それが効かないというから大変な話だ。
これまでもこの種の事故は何回も見て来たものの、どれも原因とされるブレーキの故障は見られず
結局は踏み間違えでは・・・と処理されてきた。
今回話題となっているプリウスの池袋事故では、数々の状況証拠にも関わらず、一環として踏み間違えを否定しているドライバーさんについて、世論はその人間性までもを否定しているのだが、それについては運転に自信があるからこそだと同情できるが、逆に車の構造機能を理解しようとするならば、絶対にありえないことが解ってくる。単純にブレーキを強く踏んだら余計スピードが上がったというプログラムは、車にも自然界にも存在せず、私達が習った車の三原則も消滅してしまうことになる。
名レーサーの言葉に『スピードの怖さを一番知っているから運転は慎重になるんです。人気歌手も、何回ステージに立っても間違えちゃいけないと思うのでいつも緊張するのでしょう』とあったが、その謙虚さは決してミスしてもバック演奏者のせいにしないだろうと思いながら、車であれば何かの部品が足りない・・・
それは、心のブレーキ部品かも。
笑うセースルマン