今月9日にトヨタからハイトワゴンタイプの新型小型車「ルーミー」と「タンク」が発表&販売されました。
ボディサイズは全長3700mm×全幅1670mm×全高1740mmで、スズキ・ソリオの独壇場だったコンパクトミニバンクラスに、トヨタは対抗馬としてこの「ルーミー」と「タンク」を登場させました。
正直に言うと、内外装ともソリオにそっくりで、目新しいものがないなぁ・・・と思ってしまいました・・・が、その中でも私が注目したのは、高速道路でもスイスイ走る新開発の1.0L 1KR-VET VVT-i ターボエンジンです。
最高出力98psながら、トルクは1.5Lクラスの数値14.3kgf・mあります。
ここで、「最高出力」と「トルク」って良く耳にしますが、皆さんお分かりですか?
この「最高出力」と「トルク」は、ともにエンジンの性能を表す数値ですが、その内容には違いがあります
よく短距離選手(最高出力)とお相撲さん(トルク)例えられますが、短距離選手には速さが求められます。お相撲さんは自分よりも重い相手を投げ飛ばす底力が必要です。素早さがなくとも勝負に勝つことができます。
つまり、「最高出力」とはクルマの速さを示す数値。「トルク」はクルマの加速力、例えば停止状態から加速状態にもっていくための底力を示す数値になります。
この新型車の1.0Lターボエンジンは乗りやすさを重視するため、低回転域でトルクの値が大きくなるようなセッティングが施されています。(2,400~4,000r.p.m)
ターボだからと言って、燃費が悪いという方がいらっしゃいますが(昔のドッカンターボを知っている世代)現在は小排気量+ターボ=低燃費で乗りやすい車がたくさん登場しています。
直列2気筒0.9Lターボ 直列3気筒1.0Lターボ
FCVやPHVなど様々な次世代の車が登場していますが、お客様に最適な車を提供できるように、日々勉強をしていかなければなぁと思いました。
営業課 もり