お盆でした


盆暮れ正月、なにかと忙しいこの時期。
みなさん、夏バテなどしていませんか?

小さいころのお盆の思い出は、盆踊りと花火大会!
盆踊りと言っても踊るわけではなく、出店の屋台の焼きそばや綿あめが目当てでした。
久しく会っていない親戚に会えたり「お盆玉」が貰えたり、楽しいイメージしかありません。
しかしよく考えると、お盆というのは先祖を敬い供養するという神聖な行事なのですよね。
東京で働いていたころは盆と正月は必ず帰省して親戚に顔を見せる程度の行事だったのですが
実家に帰ってきてからは、いろいろやることがあるんだなぁと大変さがわかりました。

お墓や家の前で迎え火や送り火を焚く、
玄関にしめ縄を張る、提灯をぶらさげる、四十八灯籠を立てる、などなど。
お盆には関係ないけど、三回忌とか七回忌なんてのもありますよね。
結婚式やお葬式、正月やお彼岸など、地域や宗派によって異なるのでしょうが、
日本の冠婚葬祭や季節行事にはいろんなやり方があるものです。
(外国のことはよくわかりませんが・笑)
熨斗袋にお金を入れるときの向き、水引の結び方といった作法も諸説あるようですが
相手に失礼に当たらぬよう相手のことを思いやるという気持ちが共通しているのは確かなようです。
これこそが日本の情緒、諸外国から絶賛される「おもてなしの心」に通ずるのでしょうね。

祖父母が存命のころは自宅に仏壇がありませんでしたが、今はあります。
祭壇を組んだり供物を備えたり、お寺やお墓に行ったりするのは大変なのですが
故人のことを想いながらの作業はちょっと楽しかったりして。

ふと、仏壇に供えてあるアレが気になりました。
おそらく誰もが「何の意味があるの?」って思ったことがあるであろう、キュウリとナス。
小さいころ「馬と牛だよ」って教えてもらい、作らされたことがありますが
やたらと足が長かったりダックスみたいに短足になったり、
割り箸を挿すだけなんだけどうまく立たなかったりしてバランスが難しいものです。
最近ではプラスチック製の既製品も売ってるようですが。

以前、とあるスーパーに買い物に行ったとき、お盆用品のコーナーに貼ってあったチラシです。

精霊馬フムフム、そういうことだそうです。

みなさんのご先祖様や身内の方、友人知人の方々は、無事に向こうの世界へ帰れたでしょうか。
あの世にも帰省ラッシュってあるのかなぁ?(笑)

以上、学校では教えてくれない雑学講座でした。

くどう


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