先月「準空気銃を所持したとして会社員ら10人が書類送検」されたニュースが報じられた。※違法エアガン所持疑いで書類送検 男性10人、191丁押収:東京新聞デジタル
これに関連し、ネット上では「日本のエアガン規制は厳しすぎる」や「規制は現状のままで良い」
等の論争が活発になり、エアソフトガンに対する関心が高まっていました。
そもそも、日本の法律では圧縮気体を使って弾を撃ち出す銃の種類は
発射した弾の運動エネルギーJ(ジュール)を基準にして3つに分けられ
遊戯銃(エアソフトガン)、準空気銃、空気銃に分けられる。
![]()

(※上からエアソフトガン、準空気銃、空気銃)
そのうち、遊戯銃は0.989ジュール(6mmBB弾の場合)以下と定められており
それを超えると準空気銃となり規制対象となります。準空気銃は一部例外を除き原則として
所持が認められていません。そして威力が20ジュールを超えると、空気銃(エアライフル)と
なるため、資格を取得し公安から許可をもらうと所持することができます。
今回問題となったのは準空気銃で、海外から遊戯銃の規定を超える威力のエアガンを輸入し
ネットで販売したことが問題となりました。
これに対しネット上では、「日本のエアガンは世界的に見ても極端に威力が低い」「もっと規制を緩和するべき」などの意見が散見されました。

ここからは普段サバゲーをしている自分の持論になりますが、
エアソフトガンの威力は今のままでよいと思います。
日本のサバゲーフィールドは海外と比べて狭いので飛距離は特に不満はないです。
更に今の威力でも当たれば流血こそしないものの、めちゃくちゃ痛いです。
そのため威力を上げた結果サバゲーに参加するたびに流血するような事態になると
純粋にサバゲーを楽しめなくなってしまいます。
また、サバゲーはあくまでも「スポーツ」の一種であり、「戦争ごっこ」とは違います。
なのでスポーツとして安全に楽しむためにもやはり一定のルールは必要だと思います。
あとこれは多くの人が忘れがちな事なのですが、エアソフトガンは「おもちゃ」ではありますが
れっきとした「銃」の一種であり、適切な管理や適切な取扱が必要になります。
ましてや、無防備無抵抗の人に銃口を向けたり発砲することは言語道断です。
日本のサバゲー文化を守るためにも改めてルールや法律を理解し、意識していきたいと
この事件をみて思いました。
ミズノフスキー