寒い日には心温まる事故の話です
当社のお客様が直進中、右側路地から侵入してきた相手車に危険を感じ、
慌ててそれをかわそうと直感的に左にハンドルを切る。
ここまでは良くある話ですが、
でも今回は運悪く左路地にあるポールに衝突して車が破損したのです。
すかさずその相手の人が
「『すみません』私が出てきたのが悪いので、私が弁償します」
となったが・・・。
しかし、保険受付では双方の車は接触していない事と、
直進者を妨害するまでに至ってない事、
そして直進車の安全運転義務違反が“大”とされ却下されたのです。
お客様は自損事故と理解し、車両保険で修理と思っていたら、
それに納得しない相手様は
「私がその現場に出合わせなければ恐らくこの事故は起きなかったはず。私に責任がある。
自分の保険が使えなければ、私が全部修理代金を払う」
というのです。
相手様に道路交通法の内容を説明し、従ってこの事故の過失は直進車にある、
この様な事故をも想定し、車両保険に入っている事を話したが、
「そんなことは判っている これは自分の生き方の問題だ。人に迷惑をかけたと思ったら、
自分で責任を取ることだ。道路交通法とか保険屋の問題ではない。
払うものを払って何が悪い」
とバッサリ。
新聞の片隅に自爆テロと日本の特攻隊の思想が書いてあり、
そして日本の武士道に触れていた。
武士道と侍、とっさに上記の件が頭をよぎり、
熱くなりました。
侍ジャパンとか流行りの中に、
本当のの武士道に生きる侍を見る思いの一件でした。
見猿