油圧ショベルクローラ部グリスアップの仕方


今回はお客様から問い合わせがありました油圧ショベルのグリスアップの仕方について説明したいと思います。分かっている方もいると思いますが弊社では初めて使用すると言う一般のお客様も多いためです。

問い合わせの内容はアーム部、バケット部の給油箇所(ニップル)にはグリスアップ出来たがクローラ部分(キャタピラー)には出来ないとのことでした。ちなみにアーム部分にグリスアップするとこのように隙間からグリースが出てきます、ある程度出たら終了です。

ですがクローラ部分はニップルにグリスアップしてもグリースはある程度しか入らず、入れたグリースが出てくることもありません。どうしてかというとクローラ部分のニップルはグリースアップの物では無くクローラを張る為に取り付けてあります

このニップルを外すと

左側の歯車が右側によりクローラが下側に垂れ下がりますクローラ交換時の作業の為です。この状態からニップルを取付グリースアップしていくとクローラがピンと張られます。ある程度入ると入らなくなります、それで正常です。決してニップルが詰まっていたり故障ではありませんよ。

クローラの張りについては各メーカーで基準があり色々な数値がありますが、皆さんがご自分でグリースアップを行うのであればクローラがある程度ピンと張り、グリースガンの手ごたえが重くなったら終了でいいと思います。それ以上入れても全く入らなくなりますし、入れすぎも注意が必要です。皆さんがご自分で出来るメンテナンスとしてグリスアップは大変重要です、グリスアップは機械の摩耗を防ぎ、各部の固着を防ぎます。長くお使いいただくために定期的なグリスアップを行って下さい。

サービス カワサキ


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