月別アーカイブ: 2011年3月

やはり!症状が出始めました。


この前の津波による自動車の浸水で床位までの浸水でそのあと普通にエンジンが始動していてメーターパネルに異常ランプも点灯しなく、なんら不具合もなく使用していた車両が一週間近くたち不具合が出てきています。その、修理内容はほとんどの車両がダイナモ発電不良によるエンジン始動不良、バッテリー上がり、エンジンは始動しているが、メーター内に異常ランプ点灯、ほとんどの車で点灯しているランプはエアーバック異常、ABS異常、電動パワーステアリング異常、それとリモコンドアロック不良です。どうして同じ用な故障がおこるかと言いますとまず写真を見てください

エアーバック エアーバックのコントルールユニット
コンピューター リモコンロック、電動PS系のコントロールユニット

上記の写真のようにその機能をコントルールしているコンピューターが床に近い部分に取り付けられているからです。床にたまった海水を綺麗に掃除したつもりでも、実はカーペットをはがすとその下には騒音を遮断吸収する厚い綿みたいな吸音材が敷いてありそれがまだたっぷりと海水を吸って湿っています。中には、床一面がまだビチョビチョな場合もあります。その湿気がヒーターの熱とか日中の室内の温度上昇により蒸発し床から近い部分の電気系統に入り込み故障を起こします。つまり部屋が暖かく外が寒いと窓ガラスに水滴がつく原理です。室内に水分がなければこの現象は起こりませんがカーペットの下に水分があるため浸水車はこの現象が起こります。

カップラー エアバックのコンピューターとカップラー

写真では解りにくいかもしれませんがコンピューターの正面は海水で白っぽくなりカップラーの赤丸内は水分で接触不良をおこし腐食し端子がひどい場合は折れている場合があります。これが原因で異常ランプが点灯します。修理にはコンピューターの交換とカップラー配線交換になりますが現実にはこれだけではありません、この原因になった水分をと取り除かなければなりません。いすとその他を全部取り除きカーペットをはがして天日干し(できればカーペット全交換が好ましいのですが)室内を完全に乾燥させなければなりません、そして室内とくにダッシュボード内全配線、ヒーター系、メーター、各コンピューター、リレー等作業はたくさんあります。そしてここまでやってもこれで十分と言いきれませんあとあと必ず、前回とは違う部分に故障がでるからです。見えない所、分解できない所は確認をしようがありませんから。それと、一度水分がついた電子機器はほとんどあとから壊れます。(私自身の経験上)結局次々と故障し修理代が高額になりトラブルの原因になります。(そのときはっきりと言ってくれれば良かったのにとお客様に言われたことも)でも、全部が全部直らない車両ばかりではありません、実際お車を点検させていただき状態を確認すれば
上記作業内容でお客様との相談納得のもと修理をし実際納車した車両もあります。
浸水し現在エンジンが始動しているためまだ、そのまま乗っている方は早めに工場での点検をおすすめします。

サイド サイドブレーキの錆つきでレバーが動かない

ボックス リレーボックス内浸水で接触不良ライト点灯しない

サービスマンS


どうにか修理したい気持ちは分かるのですが・・・・・・・


11日の地震の後津波に合い、水没した車を現場から引き上げてきました。完全に屋根まで浸かった車両はお客様自身も、もう駄目とあきらめていましたが、床のカーペットが見えなくなった位の車両はその後エンジンが始動していたと言うことで(次の日にはエンジンが止まって始動しない)なんとか直してほしいとお願いされました。床がつかっただけなので何とかなるだろう・・と言う気持ちは解るんですが

Kapura1 
白い丸がアクセルペダルです。アクセルの1/3位まで浸かったみたいです黄色い線の所です。水がひけてカーペットに水が無くなってもカーペットをめくるとフロアーにはまだ、水がたっぷり残っていました。その中に黄色の丸のように各配線カップラーがあります。今回のエンジンが始動しない原因はこのカップラーが水に浸かって接触不良が起き端子がショートして折れていました。

Kapura2 
エンジンを始動するために折れている端子を使わず配線でつなぎ合わせて始動OKでした、この配線は燃料ポンプの配線でした。エンジンがかかり各部の作動はOKでしたが、次の日始動してみるとエンジンはかかりましたが、メーター内にいろんなチェックランプが点灯しあれあれ・・電動パワステは効かない、エアーバックの警告灯はつきっぱなし等色々なところに不具合が出始めました。そうです、カーペットの下には、いろんな配線、イスの下にもいろいろなコンピュータ等があります。今の車はすべての機能が電子部品、電子機器で制御されているため一度水に浸かると、その後すぐは良くてもあとあとつぎつぎとだめになっていくためはっきり言ってこれで大丈夫とは言えません。室内も浸かった後すぐにイス、カーペット等を全部はがし完全に乾かさないとあとあとカーペットの湿気が室内の電子機器をだめにしいろいろな不具合を発生させます、この車両も浸水から4日立っていましたので各部が湿気で濡れている状態でしたので説明しあきらめてもらいました。大切なお車が浸水しあきらめきれない気持は十分解りますが、お客様の安全を考えると(走行中に急にエンジンが止まりブレーキのききが悪くなる、エアーバックが開く、ライトがかってに点灯する等)お車の状態によっては修理をお勧めしない場合がありますので一度ご相談ください。

サービスマン一同


すぐれものを紹介します!


今回ぜひ紹介したい物は大変すぐれたgoodバッテリー充電器です。特にキャンピングカーや年式の古い車で普段あまり乗らない車両や外車でこれも乗る回数が少ない等でバッテリーがあがりやすいなどバッテリーのトラブルcoldsweats02に最適な充電器ですshine

IMG_1181 バッテリーのサイズと比べてくださいとても小さい

大抵の場合の充電器は、とても大きく充電中はバッテリーを常にチェックし過充電にならないようときどき点検をしなければなりませんgawkなによりも人がいないところで充電をしっぱなしと言う訳にはいかないんです危険ですdangerそれに、この充電器バッテリーの端子をつないだままの状態でもだいじょう(ここ、ここが重要なすぐれものの証)普通はバッテリー端子を外して充電します、特に外車は端子をつないだままだと電子機器に悪影響をあたえる場合があります。それと、コンピューターのメモリーも消えてしまいますcrying

IMG_1183 白丸のところちょっと見えにくいかもしれませんが充電器がバッテリーの状態を確認し分析判断しそのバッテリーの状態に合わせた最適な充電をしてくれます。なんと、つなぎっぱなしでもOKgoodで満充電になれば勝手に終了し弱ってくるとまた充電を始めます。ですから、普段乗らなくていざ乗ろうとした時いつもバッテリーがあがってると言う車に最適です。金額はちょっと高いですが、そんなに使ってもいないのにバッテリーを何回も取り換えることを考えるとお得かも知れません。普段、車に乗らなくていざ乗ろうとした時いつもバッテリーが上がっていやな思いをしているみなさん、これ、かなり使えますよ。               サービスマンS