さてさて、今回は配達用の2トントラックのお出まし。
商用車販売に力を入れている当社の売り物は完全整備引き渡しで
お客様にけっこう人気があるようです。
その完全整備で納車されたはずのトラックが一カ月後、
“ボデーからきしむ音がする”というものです。
ピンっときたのはキャビンをロックするサポートダンパーゴムのすれる音と、
経験が教えてくれ、そこにグリースを塗り試運転。
あれ~~ 音は止まらない。
その音はキャビンにこもり、どこからしているか全く見当が付かないので、
そこで数人でキャビンを揺さぶってみると
その音が出るのです。
しかし発生する場所がわからない。
5~6人で交代で耳を動かすが、皆ハテナ・・・?である。
そこで1人がキャビン下にもぐり緩衝する部分に潤滑スプレーしていくと
ピタリと音がやんだところがあった。
揺さぶりで疲れたみんながそこをみたのはなんとリーフスプリングである。
音の位置からして全く逆方向からで驚きです。
しかしよく見るとそのスプリングの2番目が微妙に変形しているのです。
原因は何か??
それは後にして、まず交換!
下の写真がそうです。
音の判断はいつも大変な作業です。
共振音が全く別な現象から音を発生させ
今回のように誰の耳にもキャビン廻りと思いがちな音が
実は下まわりのスプリングとは嫌がらせもいいところ。
メカをあざ笑って!
しかし全ては経験の蓄積だから面白いものだ
皆で あ~でもない・こ~でもないと言いながら
場所の特定に議論するのも我が社だからできることかもしれない。
当然、新品の部品交換でバッチリ解決です。
苦労かけた同僚に焼肉でもおごろうかな~