30馬力のトラクターともなればやはり大きい。
今回の修理は四駆の切り替えが出来ないという依頼でした。
早速切り替えレバーを動かしてみたが、
レバーが動くものの明らかに内部のギアがスライドしているようには感じられない。
シフターフォークの異常と判断し、ミッションをばらすことに。
このように本体が半分に分割され、
前部は主ギアボックスで油圧式、後部は副ギアボックスで
ここにはPTOギアと四駆と二駆の切り替えギアが所狭しと収まっており
なるほどそれを動かすフォークが折れている。
フォークを溶接し組み付け作動OK
しかし、このトラクターには四駆の小旋回システムが付いており
その調整が意外と厄介でしたが、集中力作業が功を無。
一日の完成となりました。すごい!
壊れた原因はギアが向いてない状態でレバーを強引に動かしたことでした。
走行状態でクラッチを踏みながらレバーを動かすと四駆のギアがタイミングよく
噛み合うのが手ごたえで判ります。
ユーザー様にこのコツなんですよ、とやってみせると
あーっ そっか! と言って笑って
「あれと同じだなぁ~」っと??・・・この場でアレって何??