これから梅雨の季節をむかえますがこのところの異常気象で局地的に雨が降るゲリラ豪雨で道路のいたるところに水たまりがすぐにできてしまいそこを通過するさい、途中で止まるのが怖いため勢いをつけて通過する方を見かけますが、この方法間違っていますよ。勢いをつけて水たまりに入ったためにエンジンの上部まで水がかかり電気系が不良になりエンジンが止まる現象がでてしまいます特に軽トラックや軽のワンボックスに多くみうけられます。どうして、軽に多いのかと言いますと.エンジンの取り付けられている位置によるものです。ほとんどの場合車体中央か後部に取り付けられているため前側で跳ねあげられた水が後ろ側にかかってしまうからです
この写真は車両下側を前方からみた図です。エンジンの前方にはカバーがかかっています。このようにある程度の対策はしてありますが思いっきり水がかかれば隙間から水が入り込みエンジン不調となります
エンジンを真下から見た写真ですが丸印の中がエンジンに火花を送る部品のディストリビューターという部品です。
この中に水が入ると適切に火花が飛ばなくなりエンジンが始動しません。こうなった時の対処法としては、キャップを取り外してウエス等で水分をふき取るのが一番ですが、実際に現場ではそんなことはできませんので安全な路肩に車を止め20~30分位セルを回さずほっておくとエンジンの熱で水分が蒸発して再始動できますやってはいけないことは無理やりエンジンをかけようとして何回もセルモーターを回すことですプラグがガソリンでかぶってしまって再始動が困難になります。また、バッテリーやセルモーターに負荷をかけすぎて寿命を極端にちじめる原因にもなります。水たまりを横断する適切な方法としましては、出来れば入らないで違う道を通るのが一番ですが、どうしても通らなければいけない場合は低い速度で一定のスピードを守り水しぶきをあげないようにいっきに渡ることが大切です。あとタイヤが三分の二以上隠れるような深さの場合は絶対に入らないでください、エンジンが水をすってエンジンを最悪の場合は破損させてしまいます。以上のことに気お付けて安全な走行に心がけてください。
サービスマンK