皆様こんにちわ。今年ももうわずかで終了してしまいますね、、、今年1年早く感じました、、、
来年もよろしくお願い致します。
さて今回は油温と水温についてです。
暑い夏など、気になるのがクルマの温度管理で、エンジンを健康に保つためには水温と油温のふたつの温度が重要になります。
一般に温度が高くなるとトラブルの元となるというイメージもあるが、実は低すぎることによってトラブルや燃費が悪くなるといったこともあります。
水温の適正温度は? 下がると燃費が悪化する可能性も
水温とはエンジン冷却水の温度のことです。エンジンはクーラントと呼ばれる不凍成分を含んだ水で冷却されており、エンジンで熱せられた冷却水はラジエーターで空気中に熱を放出します。
このときに重要なのが加圧されていることです。水は100℃になると沸騰してしまいます。沸騰すると冷却水路に気泡が発生して冷却ができなくなってしまいます。そのためにラジエーターキャップはスプリングが入っていて、冷却水の水路全体の圧力が上がるようになっています。
圧力鍋のように加圧することで水の沸点を上げることができるのです。そうなると冷却水が沸騰してしまうことを防げるという仕組みです。
冷却水の適正な温度は80~100℃、これはエンジンの設計によって異なります。とくにここ20年のエンジンは温度が高くなる傾向にあります。
エンジンオイルの温度は120℃以下なら問題なし
もうひとつ重要な温度が油です。こちらも昔に比べると適正温度が変わってきています。昔は100℃以下なんて言われたりもしましたが、現在は120℃以下なら問題なし。むしろ低すぎると問題があります。
オイルには結露などによってどうしても水分が混入してしまい、これが油温100℃以上になれば蒸発するので問題ないですが、油温が低いまま乗っているとエンジンオイルと水分が混ざって乳化して、ドレッシングやコーヒー牛乳のようになってしまうのです。

こうなるとエンジン保護性能は落ちるし、オイル自体のライフも極端に短くなってしまいます。
昔は100℃以下と言われたが、現代のクルマなら110℃でも問題ありません。120℃でも大丈夫です。そしてそれ以上になると徐々にオイルにダメージが蓄積していき、120℃を超えるとオイルが徐々に傷んでいくので早めのオイル交換が必要になります。
さて今回はあまり触れない油温や水温について触れました。低すぎても高すぎてもダメですので、少しでも異変を感じたら即修理を入れるようにしましょう。
サービス:ハタケヤマ







