今回紹介する事例はエンジンの冷却系統についているサーモスタットと言う部品です。この部品どんな役割をしているかと言うとエンジンとラジエーターの間についていてエンジン水温を一定に保つ働きをしています。この部品が壊れると水温が上がってオーバーヒート、水温が上がらずヒーターが暖かくない、エンジンの回転数が高いなどの症状があらわれます。特に今回の事例は写真の通り最近はあまり見ない事例でした。
この写真がサーモスタットです。丸印の部分が閉じたり開いたりしてエンジンで暖められたクーラントを冷却のためにラジエーターに通す働きをしています。エンジンの水温が低い時は閉じており、決められた水温に達すると開いてラジエーターにクーラントを通し冷却します。このように開きっぱなしになると、止まっていると水温は若干上がっておりヒーターもなんかぬるい程度であまり気になりませんが走り出すと水温はぐんぐん下がりヒーターからは冷たい風しか出てきません。それで、気がつくお客様がけっこういますこんな経験みなさんありませんか、ないかも私も最近はあまり見かけなくなりましたがたまーにあるそんな故障です。ちなみに、今回の車両は平成17年式のダイハツミラです、そんなにも古い車両でもないのに故障は突然やってくるみなさん、故障前にはかならず車はなんらかの症状をだします、音がする、臭いがする、振動する等でなんか変と思ったら、迷わず点検に入れてください。 サービスマンS