車のエンジン動力を使い作業機に転用する事で便利な働く車となり
ダンプ、消防車、高所作業車、クレーン車などその用途は広く、しかも走行移動
出来る車とのマッチングは産業車として人気が高い。
その動力を引き出す役目がPTOと呼ばれる装置である。この装置は電動式とワイヤー式に
バキューム式とがあり、最近では電動式が多く見られる。この電動式には三種類があり
故障すると物によっては100万円もするからビックリである
今回そのビックリ価格のPTOの修理に挑む事になったのである。故障はスイッチを入れても
作動せずドライブしない現象で、明らかにPTOの故障で交換が必要である。
車両はフォワード・パッカー車で新明和製であるが、このPTOは車両メーカーの設定でする為
パッカーメーカーでは関与しないと言うので、またビックリ
ならば機械性能は何処が保障するのだろうかとの疑問を抱きながら分解すると
マグネットコイルの焼き付きでした。
しかし、高額な部品を簡単に交換する事をためらい、中古部品を探すことにしたが
これもまた微妙な違いで合う物が無く、更に調べて行くと
どうやらレンジャーに使用しているのが最も近い様に感じ
思い切ってそのPTOを購入し分解してみたら、そのマグネット部がピッタリである。
実際必要なのはこの部分であるからほかの部品は使用せず
清掃し組み立て取り付け調整したら全てOKでした
100万円が10万円で済んだ満足感は誰かに喜んでもらえればと思いながら
一つ勉強した事を忘れないようにしよう。
makoto