お客様からエンジンを始動するとエンジンルーム内から異音がする(パタパタパタ)と修理依頼があり、車両が入庫すると確かに音はします。本人がエキゾーストマニホールドのガスケットを交換したがまったく変わりがなかったと言っています。確かに音だけを聞くとマニホールドガスケットの不良の様に聞こえます。確認の為もう一度マニホールドを外してガスケットを確認して見ると異常がありません(普通ガスケット不良だとその部分が黒くなっています)もしかしてと思いシリンダーヘッドを外して見ることにしました。外して確認するとやっぱりヘッドガスケットがハッキリと写真でも判るくらいに破損しています。最近では珍しい故障でビックリ、外車はまだこんなことがあるんですね、最近の国産車は、ヘッドガスケットがメタル系になりほとんどこんな故障が見られなくなったのに。写真を見て下さいハッキリ判るでしょう。
左側の写真←の先が破損部分です。 右側の写真ヘッドの左上の黒くすじが入っている部分が圧力が抜けてパタパタと音がしていた部分ですよ。 これからも変わった出来事など色々なことを書き込んで行きます宜しく。 サービススタッフA
故障した車の車種と年式を教えてくださ~い。
ちょっと自分のクルマが気になりました。[E:happy02]
シリンダーがこのようになる原因を教えてさ~い。
待ってま~す。[E:up]
コメントありがとうございます[E:happy01]。返信が遅くなりすみませんでした。さっそくコメントの件ですが故障した車の車種は、平成10年式のランドローバー4.6リッターのエンジンです。[E:car]故障の原因としては、いろいろなことが考えられますが代表的なものを紹介するとオーバーヒートが一番多いと考えられます、オーバーヒートを起こしエンジンブロックが異常な高温[E:impact]になりガスケットが破損します。オーバーヒートも水温計を見ていて[E:eye]針がいつもより上がってきたらすぐに気が付けば破損まではしませんが多くの場合は、白煙がマフラーから出てきたり[E:dash]、エンジンの調子が悪くなったり、クーラントが異常に減る等オーバーヒートに気が付かないで乗っていて別の症状が出てきてから気が付きガスケット破損につながります。特にこの頃の年式のローバーは水廻りのゴムホースとインテークマニホールドのガスケットが弱く、よくクーラント漏れの症状がでています。同じ年式ごろのローバーに乗っている皆さんは、一度点検して見て下さい。
サービスマンAさん、詳しいお返事ありがとう。
大変勉強になりました。[E:scissors]
オーバーヒートに気をつけて、これから水温計も
見るようにしま~す。[E:good][E:happy01]