「オレの車のエアーバッグ大丈夫がな?」との質問に
「何、事故でも起こす予定でもあるのが?」と逆に訊いたら
「ほら、テレビでやっているタカタの死亡事故よ」と言うのである。
「ああ、あれがーぶつかって見ねば判んねーでばな」と言う事で皆さんを不安にしているタカタ製のエアーバッグについて書いてみましょう。
車に装着されているエアーバッグ(ABと言う)はタイヤと同様に車の製造メーカーが作っているのではなく、シートベルトと同様に保安部品メーカーの製品を車種ごとに採用するもので、タカタは日本初のAB製造会社でホンダレジェンドに装着して有名になりその性能と実績が世界に広がっていきました。
以下がAB製造販売会社リストです。
世界シェアー
第1位 オートリブ(スェーデン)
第2位 タカタ
第3位 豊田合成
第4位 ダイセル
車種によってこの様に様々なメーカー製を使い分けており、話題のタカタ製はその一部となりますがそれは全てのタカタABが不良と言う事ではありません。事故はアメリカで起きこれまでに五名の方が犠牲になったとの事です。衝撃によりABが作動したものの鉄の破片が飛び散り人体に損傷を与えるとの事。車はいずれも十年以上前の物と言われており現在調査中と言うものの安全の為リコールへと発展しております。
該当する車種に付いては各メーカーからリコールのご案内が届くと思います。又お急ぎの方はタカタHPで車検証にある車体番号を照会する事で判断できます。しかし、今後ABを選んでから車を買うと言う人も現れるかも?
ABは普通の運転では動作しません。事故等で衝撃を感知し
①シートベルトが締まり人体をガード
②AB動作
③ドアロック自動解除
この様に]安全システムが0.3~0.5秒で作動すると聞いておりますが実際見た事がないのですいません。ともあれABを作動させない安全運転が一番と言いたい所ですが壊れない車は、当社から遠くになりにけり、と一句。
元メカニック