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ヒーターファンモーター不良><


12月も半ばを過ぎ今年もあと半月ですね。どもども!サービスセキガミです!今日はこの時期壊れると困るヒーターファンモーター修理について書きたいと思います。車は平成20年式の日産セレナCNC25の型式になります。お客様からの依頼は足元からのヒーターの風がぬるいようだとの事。早速ヒーターを点検します。風量をMAXにしてみても風が出てきません><足元だけでなくどこの吹出し口からも風が来ないです><この車リヤヒーターも別系統でありますのでリヤ側を作動させてみたら普通に出てきます。どうやらフロント側のヒーターモーターが不具合を起こしているみたいです。早速モーター点検です。この車種は助手席コンソールボックスを外してアクセスしないといけないのでまずはコンソールボックスを外します。外した後に覗き込むと見えます。もう一度エンジン始動しヒーターを作動させながらファンモーターをコンコンと叩いたら動き出しました!モーター不良だなと思いヒーターをオフにしても今度はファンモーターがとまりません><イグニッションオフにしてモーターをとめて外してみます。

助手席足元から覗き込んだ写真です。障害物も少なく意外に簡単に外すことができました。同じメーカーのティーダは運転席側についているのでヒーターモーターを外すのにかなり時間がかかります><丸いところに次の写真のヒーターファンモーターが取り付けてあります。

かなり汚れております。エアコンフィルターがなければもっと汚かったでしょう。モーターの交換は確定ですがオフにしてもファンが停止しない原因も見つけていきます。一枚目の写真のヒーターパイプが2本走っている左斜め下に四角いところにヒーターコントロールアンプがついています。

中の基盤を見てみると上側の端子のところが腐食しているのがわかります。写真はないですがエアコンフィルターもかなり汚れていました。改めてエアコンフィルターが重要だなと感じました。エアコンフィルターがあるおかげでフィルターの先に虫や枯葉など異物がファンモーターに挟まらないのです。エアコンフィルターなしの車の場合ダイレクトにモーターまでいきますので異音が発生する確率がぐんっと上がります。ひどいのだと枯葉が結構な枚数挟まってたり虫の死骸があったりと掃除もなかなか大変です。原因も分かりましたので部販さんに部品注文です。なんと全点部品が八戸に在庫有りとのこと。なるほどよく壊れる部品だと感じました。午後に部品が届き組み付けていきヒーター作動させ風が出てくるのを確認^^風量切り替えて確認^^治りました!暖かい風も出てくるのを確認し無事作業終了です^^昨日雪が降り積り道路状況が悪くなってきているので皆さん運転は慎重にお願いします。ではでは!サービスセキガミでした!


フランジ腐り


こんばんは~。サービスマン中村です。
今年ももう少しで終わりですね。やり残しの無いようあと少し頑張りましょう。
今回の記事はよくある排気漏れなんですが、被害が大きめの物でした。

写真はメインマフラーとテールパイプの合わせ目なんですが、ここが錆びて痩せてパイプを保持できなくなって剥がれてしまってます。中に挟まってるガスケットも見えてしまってますね。
もう工具もかけれないくらい痩せてしまってるので、取るのも切るか折るかしなければならなく結構苦労します。こうなると、前後とも交換になってそれなりに高額になっちゃいます。対処法はほとんどないので、こまめに下廻り洗ってちゃんと乾かすことぐらいですかね?
ほっとくと完全に外れて地面にあたったりして大変危険なので、指摘されたときはちゃんと修理するようにしましょうね。ではまた~。


偏摩耗するタイヤ


冬用タイヤ交換の時期です。そのタイヤ交換で気になる事を紹介しましょう。

複数台所有している法人の車両に、4WDハイエースとキャラバンがあります。ハイエースに比較してキャラバンの方がタイヤの摩耗が早く交換頻度が多いのが判ります。その摩耗はフロントタイヤの偏摩耗にあり、後タイヤはしっかりしているのに、しかもタイヤのサイドだけが異常に減っている為交換となる訳ですが、バランス的には4本交換した方が良いのですが、後タイヤが8分位ある為もったいないから結局前タイヤ2本交換となる訳です。

話はそこで終わりません。次のシーズンでも同じ事が繰り返されます。アライメント異常も考える所ですが、他のキャラバン殆どで特有現象と思います。その対策として、空気圧を基準値より高めにすると若干の効果が見られますが、本当は年に何回か前後のローテーションが出来れば良いと思います。点検・車検時これをした方が賢明ですね。これを読んだ方はお客様の為に実施して貰いたいものです。

原因として私の見解ですが、一番に考えられるのは4WDの特徴でコーナーでのブレーキング現象でアンダーステアと言う横のタイヤスリップが起きます。これが偏摩耗の原因とすると、このアンダーステアが強いのではと思います。これにはフルタイムとパートタイムとでは大きな違いがあります。

次に運転してみると、フロントのバウンドが大きいと感じます。このタイヤの上下運動ストロークが大きければ、それだけタイヤは横滑りする事になりアライメントの法則からタイヤの偏摩耗が疑われます。

センターデフ、カップリング等4WDの高速走行に適したメカニズムの進化は凄いと思いますがしかし、4本のタイヤ摩耗バランスについてあまり聞く事は無いです。

ヒサシ


締め忘れ注意


11月に入ってから、朝から晩までタイヤ交換で

体がおかしくなってます。

実は今年の春から、朝に目が覚めてから普通に起き上がれなくなるほど

腰が悪くなってます。でもタイヤ交換をしているときは別にいたくありません。

私の体はタイヤ交換機になりつつあります。

しかし私は人間であり、人間は必ずミスをします。

そして整備士のミスは人間の命にかかわります。

最近ニュースでタイヤが外れて事故が起きたという報道が

何度もありました。

たとえ体調が悪かろうと疲れていようと、プロですから

素人がやるより早く正確に作業すること、また

数人で作業する場合、たとえ相手が先輩であっても失礼かもしれないが

締め忘れがないかお互いチェックしあったり、2人で1周ずつ増し締めするなど

たいして時間もかからないことですから、後悔しないように作業したいと思います。

相馬


レンジローバーヴェラールのエンジン不始動です。


今回の修理はレンジローバーヴェラールの修理です。食事をして帰ろうとしたら駐車場でエンジンが始動しないとのロードサービスです。現場に行ってまずエンジン始動ボタンを押してみるとセルモーターは回るんですが、なんか圧縮が無いような軽い回り方がします。まさか圧縮が無いのか?でも距離数はまだ4万キロ台当社でオイル交換は定期的にしています。エンジンが始動しないとオートマのセレクトノブが出てこないのでニュートラルに出来ず、積載車で運ぶ事も出来ません、テスターを繋ぎ故障コードを確認するとカムシャフトポジション系の故障コードがいくつか入っています。

この故障コードをいったん全部消してエンジンを再度始動して見るとエンジンが何とか始動急いで工場に向かいました。その間またエンジンチェックランプが点灯しましたがそのまま止まることもなく到着、再度テスターを繋ぎ確認するとやはりカムシャフトポジションタイミング系の故障コードが入っていたため一度カムポジションセンサーを交換する事としました。

左右のバンクに一個づつ取り付けてあり青○の部品です、このポジションセンサーを交換最初はエンジンチェックランプは点灯せず、治ったかなと安心したところ次の日再度点灯、テスターを繋ぎ診断すると、コールドスタートカムシャフトAタイミング過大、コールドスタートカムシャフトBタイミング過大と二つの故障コードが入っていました。この故障コードが何を意味するのか資料が無く分からず、テスターの会社のサポートセンター2社に問い合わせてもこの車両だけは全く資料が無いと言いう事で、頭を悩ませましたが色々と調べて行くうちに判明しました。先ほど交換したカムポジションセンサーのエンジン後ろ側にカムの進角を制御している油圧のソレノイドがあることが判明し、品番が何度か変更になっていることも分かりました。早速部品を注文、届いた部品を比べて見ると違いが判明。

右が古いソレノイドで左が新しいソレノイドです、御覧の通り油圧が通る穴の数が多くなっています、これが改良の後だと思います。部品を交換し故障コードをリセット2~3日試運転しましたがエンジンチェックランプが点灯する事が無い為無事修理完了です。今回は資料が無くだいぶ苦戦しましたが何とか修理出来ました。

                                                                                                           サービスマンkawasaki