前回の続きですが、純正部品のリペアキット交換ではミッション警告灯が消えませんでした。故障コードが交換前と交換後で変わっていたので、リペアキットも悪かったと判断しています。が、今回は追加でソレノイドバルブの交換が必要です、何年か前は手に入らなかった部品ですが国内メーカー純正部品ではありませんが、輸入品が手に入るようになりました。海外ではソレノイドだけバラバラで入手できるみたいです。ただ、コンピューター事態が故障している場合もあるので再度お客様と相談の上作業了解して頂けました。私も、ここまでくると何としても直したい、幾らでも安くと思い作業にかかります。今回同じメカトロを3回降ろした為、脱着作業はずいぶん早くなりました。リペアキット交換だけなら4時間位の作業時間です。
今回は奇数系と偶数系のクラッチ油圧制御のソレノイドとクーリングオイルバルブを交換します。ソレノイドだけではなくフイルターも一緒に交換します。
そして今回は実際に各変速シフトを作動しているソレノイドバルブを外し、動きが渋くないかシャフトの動きを確認しオイル通路とフィルター清掃を行い組付けました。
そして、テスターを繋ぎミッションオイルを注入し規定の油温を確認しながらフルード量を調整し故障コードを消去し各部設定し試運転したら、無事治りました。各変速も止まる寸前のショックもだいぶ滑らかになりました。お客様に報告したらすごく喜んでもらいました、純正部品のメカトロ交換で大体75万位の見積りでしたが、今回はリペアキットとプラスソレノイド交換で30万位ほどで治り完了です。
サービス課kawasaki