手抜き


外車に乗ってるお客様から車検の整備料金が安いことでクレームがついたとの事。

「いつも長距離を高速で走る車で整備をキチっとしてないと不安で乗れない。
アンタの所では安いだけで手抜きをしているんだろう」
と言われたという担当マン。
安いことでのクレームは果たしてあったけかなぁ~と考えてみたが・・・?

説明をすると、ほとんどの場合外車の部品の高さにびっくりするんです。
例えば国産車で一万円の以内のディスクパットは、
外車だと五万円以上もするんですよ(純正品)
最初は材質とか性能の違いかと思っていたんですが、
ところが経験を積むとわかってくるんですよ。意外とこれがモロイ。
ブレーキディスクパッドだと国産に比べて 減りが早い・音が出る
外車のアルミホイールを見るとわかると思いますがいつも黒い粉が付着してますよね。
でも国産にはないです。
外車の故障のほとんどが部品の品質に問題があると自分では思っており、
国産部品で対応すると価格が極端に安くなるし性能もそれ以上です、と。
手抜きに言い訳したいのですがダメでしょうか?

top03

業界の情報誌にはたくさんの高性能の外車対応部品が載っており、
実際に使ってみると本当に良い結果がわかります。
それから自動車部品の展示会(ビックサイト)に行くと、
高性能開発品はもちろんアイディア品とか作業省力化部品などをみていると、
整備作業料金はまだまだダウンできることがわかります。
純正部品には無い優れた部品は車の製造から生まれたものではなく
さらにその車を乗り続けるために、そしてそれを整備するために生まれた、
いわゆる整備性の最もよい優良部品とセミナーで聞いてきました。
そして、付け加えると高いから良いではなく、無駄がなく性能を維持し
お客様の求める安全をより安く提供する使命が整備工場にはあると
会場でもらったパンフレットに書いていました。

交換しなくてもよいスパークプラグ、タイヤを外さずに交換できるドライブシャフトブーツ等々
自動車メーカーにはできないことができる自分たちの仕事は凄く楽しいです。
ですから手抜き以上の研究努力から安さが実現されているのです。

メカマン


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