メカニックが最も苦労するのが修理車の異音の発生する場所探しです。
音の種類には振動音と回転音と接触音とに大別されると思いますが、その特定にはどんな工具、テスターよりもメカニックのキャリアしかないと思います。
ただ永くやっているだけでなく、どれだけの難度の高い仕事をこなしたかでしょう。一日30台以上入庫してくる車種を問わない修理車に対応するヒントはそこにあると思います。
そこで今回は軽トラの走行異音との格闘を紹介したいと思います。
いや~~寒い。こんな時は中での作業に限るがそうも言ってられない。そこで、スピードが40km以上になると下部の方から回転音が異常に高くなります。その音はアクセルを踏み込むと高く、緩めると低くなるという特徴のある症状で、経験では動力伝達装置のデフの故障と出たが、しかし車の状態は走行2万キロである。この距離数で壊れるとは疑問が残る。とりあえず基本作業として、ここのオイルを点検したら適量で、きれいなこととジョイント系統にも異常は見当たらない。さてと、こんな時は走りこんで、音と一体になることを身体が知っているはず。明日もう一度走行してみようと翌日に。
しかしその日、その音があまり聞こえない。
あれ、、何故?? 今度はドアガラスを開けて走行してみたが、音はあまり聞こえない。ハッと気が付いた…この生暖かい気温に。昨日は日中でもマイナス気温である。温度?となればタイヤかもと思い、早速タイヤチェックするとブロックの下にひび割れを発見。
これが犯人かもと別なタイヤに交換し、夕刻の凍り付いた道へ試運転に乗り出した。あの走行異音は全く現れず、なにより以前より走行が安定し快適でありました。デフの分解を躊躇したことに安心しながら、タイヤの原因を整理すると、この車のオーナーさん、スタッドレスタイヤをオールシーズンで履いていたことが判ります。夏の高温に晒されたタイヤは温度差に耐えられずゴム質が低下して起こる硬化現象で車種により様々な異音の元凶でもあります。それはそれでタイヤメーカーの技術の差もあり、全てのタイヤに当てはまるのではなく、タイヤ選びはこんなところも考えていきたいものですね。
サバイバルめか


このように5段階あるそうです。これは各メーカーで名称が違って、まぎらわしいのを避ける意味もあるそうで、自動運転と表記していいのはレベル3からだそうです。んで今売られている車はすべて運転支援とうゆうことになります。次出るレジェンドが世界初のレベル3に認定されたみたいです。それでも特定条件下と条件が付いてます。現行の車でも自動で走るんでしょうけど、もし事故を起こした場合の責任は完全に人になってしまうそうです。自動運転になると認知・判断・操作を車側でやってくれるので、よそ見をしていてもいいとゆうことになりますが、最初にかきましたが、まだまだ認知の部分が難しいみたいです。
カメラやレーダーだけでは難しそうに感じるんで、まだまだ車にハイテクなものがついていくんだろーなーと整備するほうとしてはちょっと怖くなりますね~。がんばって勉強しなきゃいけませんね。とゆうことで今回はこのへんで。
ブリヂストンのタイヤパンフレットにも記載されてる通り通常タイヤより耐摩耗性を向上させたタイヤです。さすがブリヂストン。北海道、北東北3県でのタクシー装着率70、3パーセントはだてじゃありません。私たちも知らないあいだにお世話になってるかもしれませんね。
